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株式会社アリエル、プラスチック樹脂の成型/加工
https://ariel-inc.jp

【工業品】オリジナルの特注形状(流路、治具、ラティス構造品)

【造る/創れる】クラウド造形Ⓡは、弊社)株式会社アリエルの登録商標です。
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【素材特性】耐熱性、耐薬品性、摩擦強度

【ハウジング】自社製品の筐体や廃盤品の製作ができる

3Dプリンターで多くの目的で使用される、ラピッドプロトタイピング

 ・ハウジング/カバーなどの商品試作

 ・形状設計や嵌合確認などのラピッドプロトタイピング

 ・製品開発で用いられる試作商品試作

 ・形状評価/確認で用いる原型/モックアップ作成

 

 デザイン確認

 ・商品のデザイン検討

 ・商品の構造性評価

 ・商品開発時の外見、完成イメージの共有

【治具・ブラケット(BKT)】生産ラインの固定具や作業補助具

少量多様な形状製作

 ・少数個数/少量だけの製作

 ・形状パターンが多様な製作を目的とする

 

 適時適量の個数製作

 ・半消耗品

 ・改良/改善が想定される形状

 

 治具、オリジナル形状に製作

 

 ・半消耗品

 ・必要数、少量をジャストインタイムで作る

【容器・ケーシング】耐薬品性や経年劣化を考慮した要件

 用途に耐える素材で作る

 ・耐薬品性

 ・強度/耐圧

 ・帯電防止

【モールド/抜型】チョコレートやクッキーの型枠

 オリジナル形状の型枠作り

 ・お菓子などを作る抜き方

 ・食品衛生規格に対応

【流路/冷却水管】3Dプリンターで製作実現

 5軸切削でも作れなかった難易度の高い形状

 ・冷却水管 の金属加工/樹脂加工

 ・限られた開口形状

 ・一体成型/加工が必要な利用目的

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3Dプリンターを用いた「商品開発」「研究開発(R&D)」「試験具(テストジグ)の製作」は、現代の製造業、バイオテクノロジー、先端素材研究、プロダクトデザインにおいて、イノベーションの速度を決定づける最重要技術となっています。

 

従来の開発プロセスでは、新しいアイデアを思いついても、それを検証するための試作品や試験用の器具(治具)を作るために、外部の加工業者に発注して数週間待ち、膨大なコストを支払う必要がありました。しかし、開発室のデスクトップや社内の造形ラボに3Dプリンターを導入することで、エンジニアは「朝にCADで設計したアイデアを、午後には物理的な形にして実験し、夕方には改良版を再設計する」という、超高速な試作・実験サイクル(イテレーション)を回すことが可能になりました。

 

3Dプリンターを活用した「商品開発」「研究開発」「試験具の製作」の具体的な導入事例について、その背景や使用される技術・高度なプラスチック材料。

 

商品開発における3Dプリンターの具体的事例

商品開発の現場では、消費者のニーズが多様化し、製品のライフサイクルが短進化するなかで、「いかに早く市場に製品を投入できるか(タイム・トゥ・マーケットの短縮)」が競争力の源泉です。

 

1. 家電・次世代ガジェット開発における「機能モックアップ」とデザイン検証

スマートフォン、スマートスピーカー、美顔器などのコンシューマー向け電子機器の開発では、外観のデザイン性と内部の緻密な構造設計の両立が求められます。

新しいウェアラブルデバイスの開発において、ボタンの押し心地(クリック感)や、内部の基板・配線・バッテリーがケース内で干渉しないかを検証するために3Dプリンターがフル活用されています。

内部の干渉(ケーブルがどこに当たっているか、基板が設計通り収まっているか)を目視で確認するため、「高透明なアクリル系・エポキシ系樹脂(光造形/SLA方式)」を用いてケースを出力する事例が極めて一般的です。また、製品の外観や手触りを本物に近づけるため、1つの部品の中に硬質プラスチックと柔らかいエラストマー(ゴム質)を同時にグラデーション状に出力できる「マルチマテリアル3Dプリンター」を用い、量産前の役員プレゼンやユーザーテスト用の「ハイエンド・デザインモック」を一晩で製作しています。

 

2. 化粧品・トイレタリー容器開発における「水密性・エルゴノミクス試験」

シャンプーのポンプ、化粧水のボトル、洗剤の注ぎ口といった容器開発では、液だれがしないことや、人間工学(エルゴノミクス)に基づいた使いやすさが重視されます。

大手消費財メーカー(花王やライオンなど)では、新しい詰め替えボトルの注ぎ口形状を開発する際、数十パターンもの微細に形状が異なる試作品を3Dプリンターで同時に出力します。

実際に中に液体(水や高粘度の洗剤)を入れ、実際に人間が手で持って注いだときに「液だれがしないか」「キャップがスムーズに閉まるか」を検証します。結合部やパッキンのシミュレーションには、実物に近い硬度や弾性を持つ「ゴムライク樹脂(TPUやシリコン系材料)」が使用され、金型を作る前に「使いやすさ」と「漏れにくさ(水密性)」のデータを完全にフィックスさせることができます。

 

研究開発(R&D)・先端科学における具体的事例

大学の研究室や企業のR&D部門において、3Dプリンターは「世の中にまだ存在しない実験装置」や「最先端のナノテクノロジー・バイオ研究の足場」を作り出すためのツールとして機能しています。

 

3. 化学・バイオ研究における「マイクロ流路(Lab-on-a-Chip)デバイス」の試作

手のひらサイズのチップの上に微細な溝を掘り、そこで血液検査や化学反応を行う「マイクロ流路」研究は、次世代の医療診断技術として注目されています。

従来、このチップを作るにはクリーンルーム内で半導体プロセス(フォトリソグラフィ)を用いる必要があり、1つのチップを作るのに数日〜数週間の時間と莫大な費用がかかっていました。現在では、研究室内に設置した超高精細な光造形3Dプリンターを使い、数十微米(マイクロメートル)単位の微細な流路構造を持つチップを直接出力しています。

流路の内部で起こる化学反応や細胞の動きを顕微鏡でリアルタイムに観察するため、「生物学的適合性(バイオコンパチブル)」の認証を受けた、極めて透明度の高い低バックグラウンド蛍光樹脂が使用されます。これにより、研究者は毎日のように流路のデザインを変更し、新しい実験を繰り返すことができるようになりました。

 

4. 宇宙開発・航空宇宙研究における「超軽量・機能統合構造」の試験

人工衛星やドローンの研究開発では、1グラムの軽量化が数百万〜数千万円のコスト削減につながるため、極限の軽量化設計(ジェネレーティブデザインやラティス構造)が研究されています。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)や大学の宇宙工学研究室では、次世代の小型人工衛星の内部ブラケットや、ドローンの特殊なアームの構造研究に3Dプリンターを使用しています。

内部をハニカム構造(蜂の巣状)やラティス構造(網目状)にすることで、中身を肉抜きしながら必要な強度を保つ設計を検証します。材料には、宇宙空間の過酷な熱サイクルや放射線に耐え、金属に匹敵する強度を持つスーパーエンジニアリングプラスチックである「PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)」や「ULTEM(ポリエーテルイミド)」が使用されます。これにより、従来の削り出しでは不可能だった「軽くて強靭な一体成形パーツ」の研究開発が加速度的に進んでいます。

 

試験具(テストジグ)・専用固定具の製作事例

製品開発や研究の最終段階では、製品の耐久性や性能を証明するための「試験(テスト)」が必要です。この試験を行うためには、製品を正確な角度で固定したり、ロボットに繰り返し動作をさせたりするための「試験具(テストジグ)」が不可欠です。

 

5. 自動車部品の「振動・耐久試験用」の特注固定治具

自動車のインパネ周辺部品やセンサー類は、実車に搭載された際の激しい振動や衝撃に耐えられるかを検証するため、専用の試験機にかけて数百万回揺らす耐久試験を行います。

試験機にセンサーを固定するための「特注の固定ブロック(試験具)」です。車種やパーツごとに形状が異なるため、毎回オーダーメイドで作る必要があります。

従来の金属(鉄やアルミ)で試験具を作ると、重すぎて試験機自体に余計な負荷がかかり、正しいデータが取れないという問題がありました。そこで、「炭素繊維(カーボンファイバー)混入ナイロン樹脂(PA12-CFなど)」を用いて3Dプリントします。これにより、アルミと同等の剛性を持ちながら、重量は3分の1以下という理想的な試験具を、試験のスケジュールに合わせて数日で内製できるようになりました。

 

6. 電子機器の「電波透過性(EMC)試験用」の非金属製試験具

5G/6G通信機器や自動運転用のレーダーを開発する際、機器から出る電波が周囲に悪影響を与えないか、あるいは周囲の電波に耐えられるかを検証する「EMC(電磁環境適合性)試験」が行われます。

電波暗室と呼ばれる特殊な部屋の中で、通信機器を特定の高さや角度に保持するための「試験スタンド(試験具)」です。

試験用のスタンド自体が金属製だと、電波を反射してしまい、正確な測定データが取れません。そのため、電波を完全に透過し、かつ大型の製品を支えられる強度の高密度なプラスチック(ABSやポリカーボネートなど)を3Dプリンターで大型出力して試験具を作ります。金型を作ることなく、複雑な角度保持が可能な非金属製の大型試験具をオンデマンドで用意できるため、電波実験の効率が劇的に向上しました。

 

3Dプリンターが開発・研究にもたらす本質的価値

商品開発、研究開発、試験具の製作において、3Dプリンターがもたらす本質的な価値は、「失敗のコストをゼロに近づけ、イノベーションへの挑戦回数を最大化できる点」にあります。

 

「失敗」を恐れない開発環境:

従来の工法では、一度の設計ミス(試作の失敗)が数十万円の損失と数週間の遅れを意味していました。3Dプリンターであれば、失敗しても数千円の材料費と数時間のロスで済むため、エンジニアは「少し尖った、斬新なアイデア」であっても積極的に形にして試すことができます。

 

フロントローディング(開発初期での問題出し)の実現:

開発の初期段階で、物理的なモックアップや試験具を数多く作って実験できるため、量産直前の段階になってから「部品が組み立てられない」「強度が足りない」といった致命的な手戻り(トラブル)が発生するリスクを未然に防ぐことができます。

 

機密情報の保持(インハウス化):

最先端の研究や未発表の商品開発において、試作品を外部の加工業者に発注することは情報漏洩のリスクを伴います。社内に3Dプリンターを配置することで、完全にクローズドな環境のまま、アイデアの創出から試験までを完結させることができます。

 

3Dプリンターは、単に「モノを製造する機械」の枠を超え、人間のアイデアを現実の物理世界へとシームレスに翻訳する「思考の高速加速器(アクセラレーター)」として、現代の商品開発や最先端研究の現場を支える最も強力なエンジニアリングインフラとなっています。