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【FAQ】3D造形センター®

センター概要・利用方法

  1. Q. 3D造形センターとはどのような施設ですか? A. 最新の産業用3Dプリンターを複数導入し、お客様の3Dデータから高精度な試作品や実用部品を製造・お届けする受託製造センターです。

  2. Q. 初めて利用するのですが、事前の会員登録や面談は必要ですか? A. いいえ、必須ではありません。Webからの見積もり依頼だけでもご利用いただけます。対面やオンラインでの仕様打ち合わせも大歓迎です。

  3. Q. センターを見学することはできますか? A. 当、3D造形センターではお客様の機密情報の取扱い規約があり、製作現場は部外者の立ち入りが禁止です。必要に応じた可能な限りの情報公開にご理解願います。

  4. Q. 他のネットプリントサービスとの違いは何ですか? A. 当センターには技術スタッフが常駐しており、単なる出力代行だけでなく、データの修正提案や最適な材料選定、高度な後加工まで対面・個別で手厚くサポートする点が強みです。

  5. Q. 1個だけの試作でも対応してもらえますか? A. はい、1個の試作から数千個単位の小ロット生産まで柔軟に対応いたします。

技術・対応設備について

  1. Q. どのような造形方式(3Dプリンター)がありますか? A. 光造形(SLA)、粉末焼結(SLS/材料押出)、金属3Dプリント、マルチジェットなど、用途に合わせて複数の方式を揃えています。

  2. Q. どれくらいの大きさ(サイズ)まで一括で造形できますか? A. 分割造形での最大実績サイズで6m(※大型樹脂機の場合)、特に大きさの制限はございません。※ 分割して造形した後に強固に接合します。

  3. Q. 造形物の寸法精度はどれくらいですか? A. 方式や形状により異なりますが、高精細な光造形であれば±0.1mm〜、金属造形でも高い再現性を確保しています。詳細な幾何公差のご指定がある場合は事前にご相談ください。

  4. Q. リバースエンジニアリング(現物からの3Dデータ化)はお願いできますか? A. はい。センター内に高精度3Dスキャナーを完備しております。手元にある部品や木型をお持ち込みいただければ、データ化から3Dプリントまで一貫して対応します。

  5. Q. 5軸加工などの切削や鋳造、シリコン型での複製も連動できますか? A. はい。3Dプリンターだけでなく、切削加工、マスターモデル(原型)を使った真空注型、鋳造用樹脂を用いた鋳造など、幅広い工法をご提案できます。

入稿データについて

  1. Q. データの持ち込み方法を教えてください。 A. Webサイトの専用フォームからのお問い合わせ、または暗号化されたメールへの添付にてお送りください。容量が大きい場合は大容量転送サービスもご利用いただけます。

  2. Q. 推奨する3Dデータのファイル形式は何ですか? A. 汎用的な中間フォーマットである STEP (.stp)IGES (.igs)、または STL (.stl) を推奨しています。

  3. Q. 3Dデータがありません。図面やポンチ絵(手書きイラスト)からでも作れますか? A. はい。当センターの設計スタッフが、2D図面や寸法入りのスケッチから3D CADデータを制作(モデリング代行:有償)いたします。

  4. Q. データに不備(壁が薄すぎる、穴が塞がっているなど)があった場合はどうなりますか? A. 当センターのエラーチェック時にスタッフが確認し、修正が必要な箇所をご連絡します。軽微なデータ修正であれば、センター側で対応することも可能です。

  5. Q. 持ち込んだデータの機密保持(セキュリティ)は大丈夫ですか? A. 万全を期しています。お預かりしたデータは製造管理目的以外には一切使用せず、厳重なサーバー内で管理します。ご契約前の秘密保持契約(NDA)締結も可能です。

材料・後加工

  1. Q. どのような材料が選べますか? A. 各種プラスチック(ナイロン、ABSライク、アクリル、ゴムライク、耐熱・透明樹脂など)から、金属(ステンレス、アルミニウム、チタン、工具鋼など)まで豊富に扱っています。

  2. Q. 「透明なゴム」のような、特殊な質感のパーツは作れますか? A. はい、軟質で透明度の高いエラストマー・シリコン系の材料や、内部の視認性を確保できる透明樹脂をご用意しております。流体確認や防水パッキンの試作に最適です。

  3. Q. 3Dプリント特有の「積層痕(ざらつき)」を無くすことはできますか? A. はい。オプションの後加工として、熟練の職人によるサンディング(磨き)、サンドブラスト処理、滑らかな塗装などを施し、金型成形品に近い表面に仕上げることができます。

  4. Q. インサートナットの圧入や、ネジ切りの加工はできますか? A. はい。造形後の二次加工として、金属製のインサートナット(ヘリサート)の埋め込みや、タップ立て(ネジ穴加工)も承ります。

  5. Q. 耐候性や防水性のある材料はありますか? A. はい。屋外で使用する治具や、水密性(気密性・防水性)を検証するための機能性材料をご提案できます。用途をスタッフにお伝えください。

料金・見積もり

  1. Q. 見積もりはどれくらいで出ますか? A. データをいただいてから、通常12時間以内(営業日換算)に具体的な仕様と金額をご提示いたします。

  2. Q. 費用はどのように算出されますか? A. 「選択した材料」「造形体積・サポート材の量」「機械の稼働時間(高さや複雑さ)」「後加工の有無」をベースに、適正価格で算出します。

  3. Q. 予算に合わせた提案をしてもらうことは可能ですか? A. はい。「予算〇〇万円以内で試作したい」とお伝えいただければ、強度を保ちつつ材料を減らすデータ形状の工夫や、安価な造形方式への変更などをご提案します。

  4. Q. 支払方法にはどのような種類がありますか? A. 法人様向けの「掛け払い(月末締め翌月末払い)」のほか、銀行振込に対応しています。

  5. Q. 見積書や請求書のほかに、非該当証明書や材料証明書(ミルシート)は発行できますか? A. はい。ご希望に応じて各種証明書や出荷検査報告書を発行いたします(材料や内容により一部有償)。

納期・トラブル・その他

  1. Q. 注文から納品まで最短で何日かかりますか? A. 樹脂の標準的な造形であれば、最短で翌営業日〜3営業日以内に発送可能です。金属や特殊な後加工がある場合は7〜10営業日ほどいただいております。

  2. Q. 納期を早める「特急対応」はありますか? A. はい。センターの稼働状況によりますが、製造ラインを優先的に確保する「サッと造形」プランがございます。お急ぎの場合はお申し出願います。

  3. Q. 届いた造形物が破断・変形していた場合はどうなりますか? A. 配送中の事故、または当センターの製造起因による不良の場合は、到着後7日以内にご連絡いただければ、最優先で無償にて再造形(作り直し)をいたします。

  4. Q. 造形が失敗しやすいNG形状はありますか? A. 支え(サポート)がない広大な空中構造、極端に薄い壁(0.5mm以下)、完全に密閉された空洞(内部の未硬化樹脂や粉末が抜けない構造)などは失敗のリスクが高まります。事前にスタッフがデータを確認し、回避策をアドバイスします。

  5. Q. 大学の研究室や、公的機関からの依頼・公費での支払いは可能ですか? A. はい、多数の実績がございます。見積・納品・請求の3点セットの発行や、指定の伝票書式への対応、研究費(校費・公費)での後払い手続きもスムーズに対応いたします。

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『3D造形センター®』FAQ完全ガイド:3Dプリント・光造形の外注・製造加工の全容

現代の製造業、プロダクトデザイン、医療、研究開発において、3Dプリンティングおよび光造形技術は、試作(プロトタイピング)の枠を超え、実製品の本生産(マディティブ・マニュファクチャリング)へとその役割を拡大しています。株式会社アリエルが運営する『3D造形センター®』は、高度な業務用ハイスペック工作機械を駆使し、プラスチック樹脂から金属にいたるまで、多種多様な素材の立体造形を請け負う専門サービスです。

 

1. 『3D造形センター®』のコアコンセプトとワンストップ体制

試作から本生産・大量ロットまでを一括サポート

『3D造形センター®』の最大の特徴は、単なるデータの出力代行(3Dプリント印刷)にとどまらず、企画・設計データ作成から、造形、そして最終製品レベルの仕上げにいたるまでを自社内で一気通貫で行う「ワンストップ・一括依頼サービス」である点です。

3Dプリントの大きな強みは、金型を必要としないため「1個のワンオフ製作」や「少量多品種」の製造において圧倒的な低コスト・短納期を実現できる点にあります。しかし、同センターではこれに加えて、量産機を複数台運用することにより、「数百〜数千個規模の本生産・大量ロット生産」にも完全対応しています。 また、同社内で密に連携する『3Dデータセンター®』(データ作成専門部門)や「製造加工事業部」(二次加工専門部門)があるため、発注者は複数の業者をマネジメントする手間から解放され、窓口を一本化してスムーズにモノづくりを進めることができます。

2. 3D造形におけるデータ要件と対応方法

データがなくても安心:リバースエンジニアリングとモデリング支援

3D造形を行うためには、原理的に「三次元のデジタルデータ(3D CADや3Dポリゴンデータ)」が必要不可欠です。FAQにおいて最も多く寄せられるのが「データがないと依頼できないのか?」という懸念です。同センターでは、データの準備状況に応じて以下の柔軟な体制を敷いています。

  • すでに3Dデータ(STEP, IGES, STLなど)がある場合 データをそのまま入稿することで、形状の体積、サポート材の必要量、造形時間を瞬時に計算し、高精度なスピード見積もりを行います。

  • データがない、あるいは不完全な場合 姉妹部門である『3Dデータセンター®』がサポートに入ります。「現物(壊れた部品や見本品)」があれば、3Dスキャナーを用いたリバースエンジニアリングによってデータを忠実に復元します。また、現物がない場合でも、「手描きの寸法図面」「イラスト」「写真」「2Dの設計図」などから、3Dモデリングを代行作成します。

3. 対応工法と技術:3Dプリントだけでない柔軟なアプローチ

光造形からマシニング切削、鋳造まで

『3D造形センター®』という名称ですが、同センターが提供するアプローチは3Dプリンターだけに限定されません。製品に求められる強度、精度、表面の滑らかさ、コストに合わせて、最適な工法を組み合わせて提案します。

  1. 光造形(SLA/DLP) 液体状の紫外線硬化樹脂にレーザーや光を照射して硬化させる工法です。3Dプリント工法の中でも際立って滑らかな表面仕上げと高精細なディテール表現が可能で、意匠確認モデルや嵌合(かんごう)テスト品に適しています。

  2. その他の3Dプリント工法(FDM、SLS、Binder Jettingなど) 熱可塑性樹脂を積層する工法や、粉末素材にレーザーを照射して焼結させる工法など、実用強度重視のパーツ作成に用いられます。

  3. マシニング加工・切削工法・機械加工 3Dプリンターでは再現が難しい超高精度(ミクロン単位)の寸法公差が求められる場合や、特定の金属ブロックから削り出したい場合に、マシニングセンタ等の工作機械を用いた切削工法を組み合わせます。

  4. シリコン型による真空注型・鋳造 3Dプリンターで出力した「マスターモデル(原型)」をもとにシリコンで型を取り、そこに樹脂を流し込んで数十個〜数百個の複製を作る工法です。同一形状を中ロットで安価に作りたい場合に非常に有効です。

4. 豊富な材料・素材ラインナップ

プラスチック樹脂から金属、高機能エンプラまで

製品の機能評価や用途に合わせ、選べる材料・素材のバリエーションが極めて豊富です。

  • 一般的な汎用プラスチック樹脂 製品開発で最も一般的なABS樹脂、軽量で耐薬品性のあるPP(ポリプロピレン)ライク樹脂、透明度が高いアクリル樹脂など。

  • 高機能・エンジニアリングプラスチック(エンプラ) PC(ポリカーボネート)、POM(ポリアセタール)、PA(ナイロン)、さらに耐熱性や生体適合性、食品衛生法適合を満たす特殊エンジニア素材、強化プラスチックやカーボン樹脂などの複合材料。

  • 軟質・ゴム系素材 しなる、曲がる、弾力があるといった特性を持つシリコン、ラバー、ラバーライク樹脂。ガスケットやパッキン、グリップの試作に最適です。

  • 金属・メタル材料 チタン、ステンレス(SUS)、アルミニウムなど、最終強度が求められる機械部品や宇宙・航空、医療部材に対応する金属3Dプリント・金属加工。

5. 巨大サイズの製作:分割造形と高精度な接合技術

1メートルを超える大型モデルへの対応

3Dプリンターの物理的な制約として「チャンバー(造形空間)のサイズ」があります。通常の工作機械では数十センチ四方が限界であることが多いですが、同センターでは「1m以上の大型・大物製品」の製作実績が多数あります。

これを可能にするのが、高度な「分割成型」と「後加工の接合技術」です。製品データを強度や意匠面を考慮して適切に分割して出力し、その後、職人が独自の接合技術を用いて一体化させます。噛み合わせ(嵌合)部分のズレをなくし、接合面の継ぎ目が外見から全く分からないように処理(パテ埋めやサフェーサー処理、研磨)するため、一体成型されたかのような美しい大物ディスプレイや自動車の外装パーツ、建築用の巨大ジオラマ模型などを実現します。

6. 製品価値を高める「後加工・二次加工」のクオリティ

鏡面仕上げ、タップ切り、メッキ塗装まで

3Dプリンターで出力した「そのままの状態」では、どうしても積層痕(レイヤーの段差)やサポート材の除去跡が残ります。『3D造形センター®』が日本のモノづくりにおいて高く評価されている理由は、造形後の圧倒的な「仕上げ技術」にあります。

  • 磨き・研磨処理 熟練の職人による手作業の磨き上げ、バレル研磨、平滑性を極限まで高める「鏡面仕上げ」、あえて細かな凹凸を作って高級感を出す「梨地(なしじ)仕上げ」やコーティング加工。

  • ペイント塗装・着色 色指定(PANTONEやDICなど)に合わせた正確なカラー塗装、樹脂自体を染める染色、高級感を付与するゴールド・シルバー・ブロンズなどのメタル調仕上げ。さらに、本物の金属のような質感と表面硬度を与える「鍍金(メッキ)塗装」やUVラミネート処理。

  • ネジ山・ネジ切り(追加工) ボルトやビスで締結するためのネジ穴加工、タップ切り、ダイス切りに対応。インサートナットの熱圧入など、実用的な強度テストに耐えうる機構部品へと仕上げます。

7. 発注から納品までの運用フローと見積もり

全国対応、24時間受付、まずは無料相談から

『3D造形センター®』への依頼は、WEBを通じて自席からすべて完結する『クラウド造形®』のシステムを採用しています。

  1. 見積もり依頼・相談(無料): 24時間受付のWEB入力フォームまたはメールから、手持ちの3Dデータや、図面・写真などの形状情報を送付します。「個人でも見積もり可能か?」「無料で相談できるか?」という質問に対し、同センターは個人・法人を問わずすべて無料でスピード対応しています。

  2. 仕様決定と注文: 用途に合わせて最適な素材、工法、納期、後加工の有無を相談し、算出された金額・工期に納得した上で正式に発注となります。値引きやトータルコストの最適化についても、数量や要件に応じて相談に乗ってもらえます。

  3. 造形・加工・検査: 国内の専用ファクトリーにて、徹底した品質管理のもとで立体造形、研磨、塗装などの工程が進められます。

  4. お届け(日本全国対応): 北海道から九州、沖縄にいたるまで、厳重に梱包された完成品が指定納期どおりに配送されます。急ぎの案件に対応する「サッと造形」プランや、事前に素材の質感や積層の精度を確認できる『オリジナル見本サンプルプレート(登録商標品)』の販売も行っています。

結び:モノづくりの可能性を広げるパートナー

株式会社アリエルの『3D造形センター®』は、単に「3Dプリンターを所有していないから代わりに印刷してもらう」というレベルの代行業者ではありません。データ作成の『3Dデータセンター®』、オンライン完結の『クラウド造形®』、そして卓越した職人技を持つ製造加工部門が三位一体となり、「あらゆるアイデアや図面、壊れた現物を、最高品質のリアルな形へと昇華させる」モノづくりの総合支援プラットフォームです。

生産中止になった古い機械のパーツ復元から、最先端ガジェットのプロトタイプ、展示会用の美しいモックアップ、さらには実際の市場に投入する本生産ロットまで、高精度・短納期・ワンストップで応える同センターは、現代のクリエイターやエンジニアにとって、最も心強いアウトソーシング先のひとつと言えるでしょう。