PEEK樹脂(ポリエーテルエーテルケトン)は、約240〜250℃の連続使用温度、卓越した耐薬品性、高強度・難燃性を併せ持つ最高レベルのスーパーエンジニアリングプラスチックです。金属代替として航空宇宙、自動車、半導体、医療機器などで採用され、軽量化や過酷環境での耐久性を求める素材。
鉱油(ディーゼル燃料、ガソリンなど)に対する耐薬品性を持つため、燃料系や油圧系の治具・試作部品にも適しています。
PEEK樹脂の主な特徴・メリット
最高レベルの耐熱性: 融点は約340℃、ガラス転移点は約140〜150℃。高温下でも高い機械強度を維持する。
優れた耐薬品性・耐加水分解性: ほとんどの化学薬品に耐え、熱水や蒸気環境下でも劣化しにくい。
高い機械的特性: 剛性、耐疲労性、耐摩耗性に優れる。
難燃性: 自己消火性を持ち、燃焼時に有害なガスが発生しにくい。
生体適合性: 医療機器(インプラント)に使用されるほど人体に安全。
■ 半導体・電子部品
耐熱性と低アウトガス性を活かした洗浄治具やウエハキャリア。
■ 自動車・航空宇宙
エンジン周辺部品や燃料系部品など、軽量化と耐熱性が求められる箇所。
■ 医療機器
インプラント器具や手術用鉗子など、繰り返しの滅菌処理が必要な部品。
■ 食品加工
高温洗浄が行われる食品製造ラインの軸受けやギア。