通常のモノを生産/製造するには、3D CADデータ → 試作・製造 → 製品という流れですが、リバースエンジニアリングでは逆方向になります。
実物製品 → 3Dスキャン → 点群データ → 3D CAD化 → 修正・製造
例えば、古い自動車部品があるとします。
■ 従来
図面が必要
↓
CAD設計
↓
金型製作・加工
↓
部品製造
しかし、図面が残っていない、メーカー廃番になった、現物しかない、複雑な曲面形状
という場合があります。
そこで、「リバースエンジニアリング」
① 現物部品を3Dスキャン
レーザースキャナーや光学式3Dスキャナーで、外形、曲面、穴位置、肉厚、微細形状
を読み取ります。
↓
② 点群データを取得
数百万~数千万点の位置情報になります。
イメージとしては、
「部品表面に無数の小さな点を打って、その位置を記録した状態」
です。
↓
③ 3D CADデータへ変換
点の集まりを、STEP、IGES、Parasolid、SolidWorksデータ、Fusion 360データ
などの編集可能なCADデータにします。
↓
④ 設計変更・製造へ活用
作成した3Dデータから、3Dプリンター試作、CNC切削加工、金型製作、樹脂成型、金属加工
などが可能になります。
■ 自動車部品
廃番になった、
テールランプカバー
エンブレム
内装パーツ
スイッチ部品
などを現物から復元。
■ 製造設備・機械部品
既存装置の交換部品
古い機械のギア
治具・固定具
特殊ブラケット
など、図面がない部品を再製作。
■ 文化財・模型・造形
仏像
美術品
フィギュア
金型原型
などの形状保存や複製。
種類 元になるもの
通常の3D CAD設計 図面・アイデア・寸法
3Dモデリング 写真・スケッチ
リバースエンジニアリング 実物・現物
つまり、
「作りたい形をデータ化する」のが3D CAD設計
「すでに存在する形をデータ化する」のがリバースエンジニアリング
です。
「現物しかない製品・部品を3Dスキャン技術でデジタル化し、3D CADデータとして復元。試作・3Dプリント・切削加工・量産までつなげるサービス」