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【ステンレス鋼】SUS316L/SUS304L/SUS308L、SUS630

【ステンレス鋼の特性】高い耐食性

ステンレス(ステンレス鋼)は、鉄にクロムなどを添加した「錆びにくい(耐食性)」合金です。

SUS316L/SUS304L/SUS308L/SUS630(17-4P)/SUS410NiMo

強靭で耐熱性に優れ、厨房機器から構造材まで幅広く使われます。表面の「不動態皮膜」が錆を防ぎ、加工性も高く、100%リサイクル可能な環境に優しい素材です。

■ 優れた耐食性(錆びにくい)

 主成分の鉄にクロム(10.5%以上)を添加することで、表面に微細で強固な

 「不動態皮膜(酸化皮膜)」を形成し、酸素や水分から内部を守るため、非常に錆び難い。

■ 高い強度と耐久性

 一般の鋼鉄よりも強度が高く、変形や破壊に強いため、薄肉化・軽量化が可能です。

■ 耐熱性と耐低温特性

 高温でも強度を維持しやすく(耐熱)、低温下でも「低温脆性」を起こしにくいため、

 極低温環境から高温環境まで幅広く使えます。

■ 衛生・環境性(意匠性)

 表面が滑らかで清掃しやすく衛生的。リサイクルが容易で環境負荷が低い素材です。

【ステンレス鋼】SUSの種類と用途

ステンレス鋼には合金の比率などによって5種類に分別されます。

■ マルテンサイト系

 マルテンサイト系はクロムと炭素をおもな成分とし、ニッケルを含まないステンレス鋼です。

 熱処理によってマルテンサイトという硬い金属組織を形成するため硬度が高い反面、他の種類

 と比べると、厳しい環境において錆びやすく最も耐食性が劣るという特徴があります。

 刃物やノズル、タービンブレードなどに使用されることが多く、SUS403やSUS410など

 があります。

■ オーステナイト系

 オーステナイト系は、クロムとニッケルを主成分とし、常温の状態でオーステナイトという

 金属組織を形成、唯一ニッケルを含むステンレス鋼です。

 他のステンレス鋼に比べ耐食性に強く、熱処理はできませんが靭性があり、溶接性に優れて

 いるという性質を持っています。

 オーステナイト系は、ステンレス鋼生産量の約6割を占めており、有益性の高い金属材料です。

 SUS304やSUS316が挙げられ、スプーンやフォークなどの家庭用品、自動車部品、建築用品

 など幅広い分野において使用されています。

■ フェライト系

 フェライト系は、クロムを主成分としており、ニッケルを含まないステンレス鋼です。

 オーステナイト系に次いで、耐食性に優れ、熱処理をしても硬化が少なく軟質を維持すること

 が可能なのでプレス加工に適しているという性質を持っています。

 加工性が高いため、建築内装材やガス・電気器具部品に使われることも多く、磁性を持ってい

 る点も特徴のひとつ。

 フェライト系はSUSの後に400番台の数字で表記され、SUS430が多く利用されています。

■ 二相系

 二相系とは、オーステナイト系・フェライト系を掛け合わせた種類で、それぞれの金属組織が

 混在しているステンレス鋼です。

 耐食性と強度に優れているため、海水機器や化学プラント用装置などに使用されています。

 SUS329J1が多く利用されています。

■ 析出硬化系

 析出硬化系とは、クロムとニッケルと主成分とし、アルミニウムや銅などのる元素を添加し、

 焼入れや焼戻しと似た熱処理である析出硬化処理によって、これらの元素の化合物を分離させ、

 硬度をアップしたステンレス鋼のことです。

 耐食性があり、高温に強いため、宇宙開発や航空機分野で使用されています。

 SUSの後に600番台の数字で表記され、SUS630やSUS631が多く利用されています。

【磁力】必要性に応じて使い分け

ステンレスの磁気は種類(組織)により異なり、フェライト系(SUS430など)は磁石に強くつく一方、オーステナイト系(SUS304など)は通常磁石につかない。

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