粉末焼結方式(SLS: Selective Laser Sintering)は、敷き詰めた粉末材料(主にナイロン樹脂)にレーザーを照射し、熱で焼き固めて一層ずつ積層する3Dプリント方式です。サポート材が不要で、高強度かつ複雑な形状の部品を製作可能であり、主に機能試作や最終製品に利用されています。
粉末焼結方式(SLS)は、
■ サポート材が不要
粉末のベッド(層)自体が造形物を支えるため、複雑な形状や内部空洞の成型が可能。
可動部を持つアセンブリモデルもサポートなしで造形可能。
■ 高強度・耐久性
ナイロン(PA11, PA12)などの材料を使用し、機能検証用のプロトタイプ製作に適し、
実用品として耐えうる強度の高い部品を製作できる。
■ 材料の再利用
未焼結のパウダーは回収して再利用できるため、材料ロスが少なく環境負荷が低い。
■ 後処理が必要
造形後は冷却に時間がかかり、付着した粉末を除去する作業が必要。
■ 表面がザラザラした質感
材料粉末の粒径に起因し、光造形方式などに比べて表面が粗くなる。
・自動車や航空宇宙分野の機能試作
・多品種少量生産の最終部品
・ヒンジなど靭性を必要とするパーツ